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2011年7月

2011年7月 1日 (金)

「もののけ姫」と大震災

今夜「もののけ姫」をみました。

 

 

この時期に、「もののけ姫」・・・考えさせられます。

 

 

自然 対 人間

 

 

自然との共存を求める人間。

自然を欲望のままに屈服させようとするのも人間。

生きるために自然を破壊する人間。

そして、その人間と対峙する「もののけ」

もののけ、とは「モノの気」・・・この夜のすべての存在のエナジー。

 

 

凶暴なサン、美しいサン・・・

それは「自然」そのまま・・・私たち日本人は自然を畏れ、そして魅了されている。

古代の人はそれを「畏(かしこ)し」といいました。

私たち日本人は、自然に絶対的な畏敬の念をもっています。

おそろしい。でも、すばらしい。共に生きたいと。

 

 

映画で、山犬の神モロは怒ります。

おまえに我が娘サンが救えるのか。

アシタカは答えます。

だが、ともに生きていくことはできる。

争っても、憎しみを増やすだけだ。・・・と

 

かつて、日本古代において蛇はひたすら畏(おそ)れ、忌避すべき存在であった。水辺に住む水の神であり、偉大なる大自然の象徴であったからである。しかし、文明が起こり、進化していく。(中略)それはジブリ映画『もののけ姫』のテーマだ。自然と調和し、共生を重んじる、アニミズム(万物すべてに霊魂が宿っているという考え、宗教観)的・多神教的な自然観である。(中略)【しかし、人間の社会を成り立たせるためには】「人民の生かす」場をつくること【が必要になる。】、それは『もののけ姫』で描かれている、森を破壊するタタラ場とリンクする。そこは社会から差別を受けてきた女たちや業病患者が活き活きと働くことが出来る救いの場となっていた。
           「キモイケ(気持ち悪くてイケてる)の怪物たち」『徹底比較 日本神話とギリシア神話』(明治書院)より

 

 

 生きるため、人間は大自然と戦わねばならない時があります。

 快適さを得るため、大自然の摂理をねじまげることも必要でした。

シシ神の首・・・それは今「原子力発電」のように見えました。

首を落とされ、シシ神が恐ろしいモノをまき散らす・・・。

 

 

「原子力」も、地球の一部、自然の一部であったはずです。
人間は、手に入れてはいけない「シシ神の首」を手に入れてしまった。

不老長寿・・・・大量のエネルギーを手に入れた日本は、文明を進め、長寿の国となりました。命を延ばす医学が進み、命を延ばす器具を電気が動かしています。

原子力を簡単に手放すことはできないでしょう。

それもまた「生きる」ために必要な人が大勢いるからです。

でも、日本人はきっと次なる進化を遂げるはずです。

古代から決して忘れない「自然への畏敬」を心に。

日本大震災の時に見せていただいた、東北の、関東の人々のすばらしさ。

ツイッターにみえた、すばらしい日本の方々。

震災後も「故郷」を離れたくないという被災者の方々。

日本人の中にまだ「神話力」があるかぎり。

私たち日本人はあきらめないでしよう。

 

 

森とタタラ場、共に生きる道はないのか。

自然と文明が共に生きる道はないのでしょうか。 

サンと共存を願うアシタカ。

まさに今の日本人が願っていることだといえるでしょう。

まだ終わらない、私たちは生きているのだから。

 

 

亡くなった方々のことを思うと、未だに涙が浮かびます。特に小さな子どもの名前に・・・

 

亡くなった方々に恥じないよう、生きている私たちはどのように生きればよいのでしようか。

 

 

 

でいたらぼっち、が押し寄せるシーンが津波と重なります。

逃げ惑う人々・・・

けが人や病人に手を貸す人々・・・

 

 

そのなかで心に響く、

生きていれば、なんとかなる!

 

 

最後に・・・やっぱり宮崎駿監督はすごい、と思いました。

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参考資料

  • 佐々木隆氏: 「千と千尋の神隠し」のことばと謎
  • 岸 正尚氏: 宮崎駿、異界への好奇心

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