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2008年11月28日 (金)

【映画と日本文化】陰陽と湯婆婆・銭婆

湯婆婆と銭婆との関係は、太陽と月との関係に似ているかも。
湯婆婆は、八百万の神が訪れる
湯屋「油屋」の経営者。
おそらくは「やまんば」をモチーフにしていると思います。
山姥(やまんば)伝説の中で有名なものは、

金太郎を足柄山で育てた、というもの。

「坊」は金太郎によく似た姿をしています。

一方、銭婆は「沼の底」という国でくらしている

湯婆婆の双子の姉ですね。

古代中国において

全てのものは、

それだけが単独で存在するのではなく、

「陰」と「陽」という相反する形で存在している

と考えられていました。

たとえば、男と女・天と地・明と暗、

そして太陽とは

陽の存在の中でもっとも偉大(太)なるもの、

という意味で、月(太陰)と相反します。

湯婆婆は太陽のように、豪華で盛んで、あつい性格です。

ギラギラとしていて、

お給金という恵みを与える一方、

その輝かしさは

日照りの時の太陽のように

人に苦しさを与えるもののイメージがあります。

対して銭婆は、

静かで、りんとしていて、

少し冷たさを感じるような心地よいイメージがあります。

それは夜を照らし、人々を見守る

月の明かりのイメージです。

日本社会の中にある陰陽、

それは「消費」と「生産」

湯婆婆はまさに消費社会の象徴であり、

銭婆は生産の象徴のように感じます。

どちらも欠けては

世界は成り立ちません。

ふたりはそんな関係かなあ、と

そんなふうに

映画を「よみ」ました。

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